自分史作成サービス「わたしの物語」代表ライターの日常

40代のライターの日常記録です。主なテーマは「面白かったユーチューブ」「食べ歩き」「40代男性のダイエット」「最近読んだ本・観た映画」「散歩」「育児」「風水」「ゲッターズ飯田さんの本のアドバイス通りに毎日行動したらどうなる?」「最近買ったもの」「こんなパワスポに行ってきた」「最近の仕事報告」「自分史」

ダイエット9日目&阪急電鉄の吊り広告

f:id:greentrade:20190612110342j:plain

f:id:greentrade:20190612110356j:plain



さて今日は朝から、リアルに世界を股にかけているポケモンハンター、

山口さんのフェイスブックを見て、

考えさせられましたね〜。

 

mainichi.jp

実際、「ワタミの社長のあの言葉」を2019年現在、

広告で使えばどうなるかは、

ライターや広報・宣伝の世界の人間なら想像がつくはずです。

(つかないなら、正直、お話になりません)

また、あの言葉が「ワタミの社長の言葉」だと知らないとしたら、

それは致命的なまでの無知……ということになるでしょう。

 

こちらの記事によれば、今回の広告の製作会社は、

社内で何重にもチェックしたらしいので、

この言葉の出典を誰かは知っていたと思うのですが。

阪急電鉄みたいな大きなクライアントの仕事ですし、

めちゃくちゃ気合いが入っていたでしょうに……。

どうしてこれがスルーされてしまったのか、本当に不思議です。

 

それにしても、関係者のことを想像するだけで胃が痛くなります。

今回の件で、当然契約は切られるでしょうし、

他の仕事にも影響は甚大です。

そもそも「時代の空気に最も敏感であること」が期待される商売なだけに、

PR系会社としてダメージが大き過ぎるような……。

 

あと、「50万円と30万円」の話ですが、

これも世間の感覚とずれてますよね。

「タクシー広告」とか、「青年海外協力隊のホームページ」とかに

載せるなら良かったと思いますが、

「電車に乗る人」が対象となるとNGでしょう。

そもそも「その人の収入」って、一番センシティブな情報ですから、

広告や記事で触れるなら、細心の注意が必要です。

 

とは言え、これも想像力の欠如というか、

時代の空気を読めなさ過ぎ……だったのでしょうか。

たしかに「大企業の中堅以上」なら、

ボーナス込みで月収40〜50万はもらえるでしょうし、

月収30万は「たしかに少ないよね〜」と担当者や上司、クライアントも

流してしまったのかもしれません。

(『マリー・アントワネット・ミステイク』と名付けましょう)

 

でも、電車にはいろんな人が乗ってますからね。

そりゃ「ボーナス無し、月収20万前後の人」がこの広告を見たら、

イラッとするでしょう。

 

まー、この事件も1ヶ月もすれば誰も覚えていないでしょうが、

それでも担当者や関係者は、相当、引きずるはず……。

多くの人の目に触れるものを作る仕事をするものとして、

同情を感じつつ、襟を正す思いです。