ダイエット18日目&「カササギ殺人事件」は面白かったです
「ライターなのに本を全然読んでない」と思われるのもアレなので、今日は本の話題を。この2ヶ月くらいで読んだ本は、以下の通り。
・トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ ジェイソン・ファン・著
・好きとネットを接続するとあなたにお金が降ってくる 立花岳志・著
・「蝉しぐれ 上・下」「用心棒日月抄シリーズ」「よろずや平四郎活人剣シリーズ」「三屋清左衛門残日録」「たそがれ清兵衛」 すべて藤沢周平・著
「カササギ殺人事件」のようなミステリは最近まったく読んでなかったのですが、やっぱり「犯人当て」は面白いですね。色々な仕掛けが楽しい作品なので、時間のあるときに上下巻を一気読みするのがオススメです。
「トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ」は、つまるところ「痩せたければ朝食を食べるな」という結論なのですが……実践できませんでした!!!
『「読まなくてもいい本」の読書案内』は、昭和生まれには衝撃的な内容かも。今まで学んできた自分の知識・常識がひっくり返されました。「単純なルールから多様な現象が生じる」「世界の背景にはゲームのようなルールが存在する」ことのインパクトたるや……。
「ヒッキーヒッキーシェイク」は、例の幻冬社周りの騒ぎから衝動買い。小洒落たセリフが満載なので、ここぞというときに覚えて使いたいかも。
「藤沢周平先生の本」は面白すぎて、締め切り直前の仕事が進まなくなり、かなり困りました……。
それはそうと、今回読んでみて思ったのですが、時代小説ってものすごく「俺TUEEE系ラノベ」に似てますね。「主人公はめちゃくちゃ強い」&「女子にモテモテ」で、とにかくノーストレス! 編集者に「主人公が苦戦するシーンとか努力するシーンは、読者は求めてませんから!」と言われてたんじゃないか、と思うくらいでした。
たとえば「用心棒日月抄」の場合、「強さ」については、普通のヤクザもの相手なら刀を抜く必要すらなく、通常レベルの武士は5〜6人まとめて簡単にあしらえます。さらに強敵!という相手であっても、最後は流派に伝えられた「奥義」で倒すという無双っぷり。
そして「モテモテ」については、脱藩した故郷には美人の許嫁が待っていて、自分を殺しにきた女忍者は「好き……抱いてっ!」となり、用心棒先のクライアント女子も、だいたい「あら……素敵!」となります。
結局のところ、「エンターテイメント(特に男性向け)小説」は、構造的に似てしまうのかもしれませんね。というわけで、最近のラノベにはついていけなくなってきたなあ……という方には、時代小説をオススメしたいと思います。(そういえば、ロードス島戦記の新作が12年ぶりに出たらしいですね。読みませんけど)
体重はジリジリと減少中……?